前園さんの事件 オトナの対応
前園さんの事件は聞いたときはちょっと衝撃でしたが、 タクシー会社の対応が下記のように言われています –引用部分開始–ライブドアニュース NEWSポストセブン 2013/10/16より 「前園さんは今の日本のサッカー界を作られた方です。 また現在は指導者として、たくさんの子供たちにも夢を与えるお立場にある方ですので、今回の事を教訓に、今後はお酒とは上手なお付き合いをされて、ますますご活躍されることを願っています」 自分の会社の社員が暴行を受け、世間的には「大悪党」の扱いを受けている加害者に対して、その功績を持ち上げ、現在の役割を評価し、あたたかいアドバイスや期待の言葉が述べられています。 ひと言ひと言が美しい大人力に彩られていて、感動に打ち震えずにはいられません。 会社名は現時点ではわかりませんが、いずれ明らかになり、そんなつもりじゃないでしょうけど、結果的に会社のイメージアップにつながることでしょう。 私たちも、この大人なコメントに大いに学びたいところ。 酔っ払った同僚に暴言を吐かれたりビールをぶっかけられたりした場合、翌日に「ったく、とんでもないヤツだよ」と怒りをあらわにするのは、言ってみればもったいない反応です。 慰めに来てくれた同僚に「○○は本当はとてもいいヤツで仕事もできるし、この会社にはなくてはならない存在だと思うんだ。 それだけに、お酒と上手に付き合って、もっともっと活躍してもらいたいよね」てなことを言えば、あなたの株は一気に上がること請け合い。 あるいは、本人にそういうふうに言ってあげたら、以後、あなたに対して頭が上がらなくなるでしょう。 自分を手ひどく振った女性や、向こうのミスで迷惑をかけられた得意先にも、同じ手法が使えます。意識してあえて寛大な態度を取ることは、自分の評価のアップにつながるだけでなく、怒りを抑える効能もあるはず。 逆に、非難していい場面やちょっと強気に威張っていい場面で素直にそういう態度を取ると、人間の小ささを示してしまうことになります。目先の誘惑に負けず、大人の貪欲さでより大きな成果を目指しましょう。 –引用部分終わり– 自分の気持ちに余裕があるか、相手を許せるだけの度量があるか、 大人の対応というのは、ほんとうに一つ人間がおおきくならないと意識してできないような氣がします。 やられたことに関しては一時的な怒りは感じるかもしれませんが、何らかの形でやり返しても、一時的にはすっきりするのかもしれないけれど、それだけですからね。 タクシー会社の対応は、後々の事まで考えた対応ではないと思いますが、こちらの対応で、せっかくの未来に希望か広がる可能性を消したくないと言う思いがあったのかもしれません。 私もすぐ、カッときてしまいますが、揚げ足取りのようなことをしないで、オトナの対応を心がけたいですね。